「杜仲茶が育つ場所に、人の想いがありました。」   

杜のたより″もりのたより″
「信州伊那谷・萱野高原から」

伊那谷の春。
畑の静けさの中で、若葉が風に揺れるその奥に、杜仲を育てる人たちのまなざしがありました。

「 杜と 大地と 人と 」

今年も生産者訪問の季節がやってきました。
訪ねたのは、伊那谷の生産者のみなさんです。
まるで”杜仲のやさしさ”そのもののような人たちです。

「杜仲畑の傍らでお茶の葉についてご教授」

杜仲の畑を歩いて出会ったのは、どこまでも明るく、気さくで、親切な人たち。
農地を一緒に歩きながら、野菜の話や暮らしの話、時には山野草や雑草の意味までー

杜仲の栽培について話し込む時間は、まるで景色と対話しているようで、
土の上にある知識や経験が、少しずつ、やさしく心に降りそそぐ太陽のようでした。

「杜仲という植物を通して、自然との対話のような時間」

ご夫婦で育ててる方からは、茗荷竹の漬物をご馳走になったり、
伊那谷の植物たちについて教えてもらったりと、ふとしたやり取りの中に、
この土地への愛情がにじんでいました。

「とにかく明るいご夫婦、時がたつのも忘れてお話しました。」

杜仲を育てる手が、
風と寄り添いながら、季節と暮らす。

そんな営みが、この杜(もり)には確かにいきている――
そう感じた、生産者との出会いでした。

「生産者さんと記念撮影」

まとめ

杜仲茶を育てるその手のひらには、土の温度と、季節の記憶が宿っていました。
伊那谷の自然に寄り添いながら、静かに受け継がれてきた杜仲の栽培。

生産者の言葉や表情から伝わってきたのは、
「育てる」ことの奥にある、つながりや想い、そして日々の積み重ねでした。

私たちがこうして一杯のお茶を手にするまでには、見えないところで、たくさんの人の手と時間が注がれていること。
その当たり前に、少しでも目を向けられるように――

杜仲のふるさと・信州箕輪から、これからもその魅力と、支えてくれる人々の想いを、
丁寧に届けていきたいと思います。

Minowa Tea Garden (公式サイト)
https://tochu.jp/


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